anan総研 今週のお題は「反抗期」。
反抗期
謝りたいことばかりだけど、大人になるのに必要な時間でした。
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いま思えば、大人になるための準備期間でした。
●勉強しろと言われるたびに「今やろうと思ってたのに…やる気なくした」と返していた。イライラしすぎて、飲んでたコップを歯で割った。(27歳・事務)
●母が厳しく、コンタクトつけるな、外に泊まるな、バイトするな、いい大学入れ、資格を取れというのを…全部破り、家では無視を決め込んでいた。(32歳・薬剤師)
など
一人暮らしが、精神的自立のきっかけに。
樋渡 二人の反抗期のピークはいつだった?
鷲巣 私は高校2年生のとき。納得いかないことに従うのがとにかくイヤで、退屈な朝の10分間読書を抜け出しては、先生を困らせてたなあ。
亀田 私は中学3年生のとき。善美ちゃんと同じで、「総合」の授業を受ける意義が感じられなくて、友達と女子トイレに集まってずっとしゃべってた。
鷲巣 あ〜なつかしい。女子トイレは、女子学生の反抗期を語るうえでは外せない場所かも。
亀田 そうそう。いま思えば、どうして好んでトイレに集まっていたのか不思議だけど(笑)。
樋渡 私の場合はすごく厳しい高校だったから、3年間は真面目に過ごしてたんだ。でもそのストレスが卒業後に爆発して、ハタチ前後に遅めの反抗期が。
亀田 当時は何に反抗を?
樋渡 一番は親。一人っ子だったから厳しく育てられたんだけど、卒業後は免許をとったりお酒を飲めるようになったりして、大人になった気がして。オールして門限を破ったり地元のナンパスポットに行ったり、親の心配も無視してひたすら遊んでた。
亀田 みんなそれぞれ、思い出の反抗期があったんだね。じゃあ、逆におさまったのはいつ?
鷲巣 大学生のとき、静岡から上京してひとり暮らしを始めてから。なんでもしてくれた親のもとを離れたら、自分の未熟さを突きつけられた感じがした。そこで初めて気づいたよね、まだまだ私は半人前だなって。
樋渡 私も実家を出てから、叱ってくれる人のありがたさを実感したな。さんざん迷惑をかけた両親は、私の様子を心配して何度も連絡をくれたりして。
亀田 そういう愛情に気づくと、自分の勝手な行動が恥ずかしく思えてくるよね。
鷲巣 アンケート「当時の自分にかけたい言葉は?」でも、当時の自分をなだめるようなセリフがずらり。
亀田 すごく共感する。でも一方で、反抗期を経て学んだことがあると答えた人は85%。ということは、反抗期はある意味、大人になるために必要な時期だったと考える人が多いのかも。
鷲巣 そうだね。よく、若いころに遊んだ男性のほうが結婚後は落ち着くというけれど、反抗期もそれと同じじゃないかな。
樋渡 たしかに。若いうちにエネルギーを発散させたほうが、そのあと安定するってことか。
亀田 ぶつけられたほうはたまったもんじゃないけど…なんだかそれは、わかる気がした(笑)。